猫の柔軟性が欲しい!

 我が家には10年前から猫がいる。ちょうど子供達が巣立つ頃合いで、縁あって我が家の家族になった。
雑種のサビ猫。多分両親は三毛猫のママと黒猫のパパだと思う。毛色は黒と三毛色が混じっていて、光の加減で、違う猫のように見えるくらい変化する。
サビ猫の模様はその猫だけの、世界で一体だけのレアな模様なので、他のサビ猫を目にするとその子だけの模様に私は大興奮してしまう。
そんなさび猫だが、写真では全く映えない。猫のあの可愛い目が目立たず、表情もはっきり写らないせいか、里親探しは難航するらしい。こんなに可愛いのに。
 
 前置きが長くなったが、猫を飼っていると体の柔軟性にいつも驚かされる。
しなやかで、姿勢を変える時も滑らか。パッと振り返ってすばやく方向転換する時もバタバタせず軽やか。そして狭い場所でも液体と呼ばれるほどにフィットする。
 猫の体の骨は約240本、ヒトより約40本も多い。腰椎が2個も多く胸椎も1個多いので、関節が増えて動きの自由度が上がるそうだ。
 関節もそれをつなぐ筋肉、靱帯も柔らかく結合が緩やかなので、動かしやすい。
 また、肉食なので腸が短い。そのためお腹部分に余裕があり、皮膚もたるんでいる(ルーズスキン)ので、急に素早く動いても皮膚が引っ張られずにしなやかな
動きができるそうです。
 
 私たちヒトは猫のように体を動かすことはできないが、体の柔軟性がしなやかな動きを作り出すところは、猫から学びたい。
 筋肉の血流を促して滑らかに動かせるようにケアしたり、重力で詰まりがちな関節と関節の隙間を、ストレッチなどで伸ばしたり。
歩いたり、しゃがんだり、手を上げたり、ねじったり、体に備わっているあらゆるスペックを日常使うことも大事だと思う。
あらゆる関節や筋肉を使っていると、それらがうまく連動するようになり、柔軟性や瞬発力も増すのではないかな。
 そういえば最近座ってばかりで、同じ筋肉しか使っていない…。
 「テニスのサーブのように腕を後ろにグイッと引く…なんていう動作はやってないなぁ」と、動かしてみたら錆びついた車輪のような動きだった。反省。

 猫の睡眠時間は14時間~16時間と言われていて、我が家の猫も、午前から夜7時頃までたっぷり寝ていて、活動しようとする私のやる気を削ぐ。
それだけ長時間横たわっていても、腰が痛くなったりしないのはうらやましい。必ず姿勢を何度も変え、のびをして背中を伸ばしているから?
 猫の観察は続く…





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